あけましておめでとうございます。 そしてお久しぶりです。 なかなか「読みたい欲」と「書きたい欲」が一致する時期がなくて、本を読んでも感想を書く気が起きなかったり、何か書きたくても読む気力がなくて書くことがなかったりで、気づけば3ヶ月くらいご無…

タイトルでBEST10と掲げたものの、順位付けが難しかったので読了順に紹介していくよ！ 1. 夏目漱石『文鳥』 文鳥・夢十夜 (新潮文庫) 作者:漱石, 夏目 メディア: 文庫 これはシンプルに美しかった。語り手はもらってきた文鳥を最後に死なせてしまうんだけど…

先日、北村薫『六の宮の姫君』を読みました。 芥川が自身の作品『六の宮の姫君』についてこぼした（架空の）言葉、「あれは玉突きだからね。いや、キャッチボールかな」の真意を解き明かす話で、作中では（ネタバレしますが）菊池寛の『首縊り上人』を受けて…